今回はSystem Center Orchestrator 2012 SP1をインストール手順を見ていきます。
では、早速手順を見ていきます。
まずはSCO(System Center Orchestrator)導入の前提条件はこちらです。
http://technet.microsoft.com/en-us/library/hh420361.aspx
・SQL Serverのインストール
MSSQLバージョン:Microsoft SQL Server 2008 R2 or Microsoft SQL Server 2012
照合順序:SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS
必須コンポーネントはデータベースエンジンサービスだけです。
・IISの役割追加をしておくこと
・Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 のインストール
・Microsoft .NET Framework 4.5のインストール
SQL Serverと.Netのインストールは省いていきなりSCOのインストールから見ていこうと思います。
ダウンロードしてきたインストールメディア から「SetupOrchestrator.exe」 を実行します。
インストーラが立ち上がるので、インストールをクリックします。
プロダクトキーがあれば入れて下さい。今回は評価版を使用するのでブランクで進めます。名前と組織名が「Microsoft」となっているのは、この環境がAzure上の仮想マシンだからです。
ライセンス条項に同意して次へ。
コンポーネントを選びます。今回は全てのコンポーネントを1システムに入れます。
AzureのSサイズに仮想マシンなのでメモリ要件足りませんが、気にせず進めます。
本来なら役割の追加で事前にIISの設定をしておくのですが、IISの設定忘れていたとしても、ウィザードの中でやってくれます。
DBサーバを選択します。
サービスアカウントの設定です。今回はスタンドアロン構成で評価するだけなので、ローカルの権限さえあれば問題無く動くと思いますが、本当は他のサーバの自動化もすることになるので、それを踏まえた権限設定をしたドメインアカウントを設定するのが望ましいです。
参照URL:http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh912319.aspx
ユーザグループを作ります。特段要件が無ければデフォルトで問題無いと思います。
WebサービスとOrchestration コンソールのポートを決めます。
ちなみに、Orchestration コンソールはSCOのRunbookをブラウザベースで操作できる機能です。これがあればRunbookデザイナがなくてもRunbookを実行できるので、権限制御とうまく合わせれば、展開幅を広くできる可能性があります。
インストール先を選択します。
Windowsアップデートの設定をします。
カスタマエクスペリエンスプログラムへの参加不参加を設定します。
パラメータのサマリを確認してインストール開始です。
正常に完了しました。
これで、Runbook Designerが起動すれば、
このようにSCOの画面が開いてきます。
これでSystem Center Orchestrator 2012 SP1のインストールは完了です。