PowerShellの開発ツールとして有名どころで以下のようなものがあります。
- PowerShell ISE
Windows標準です。
こちらのブログに詳しく書かれています。
PowerShell Script の エディタ と Visual Studio - tech.guitarrapc.cóm
- PowerGui(Link)
いつの間にかDellに組み込まれてました。
- その他
他にもSublime Textなんかの各種エディタを拡張したりすることもできます。
私の場合は色々試しながらも結局は標準のPowerShell ISEに戻ってきてしまいます。ただ、PowerShell ISEのここが凄いという機能は無いような気がします。やはり、Windows標準なので、Windows Serverも含めどの環境でも使えるのことから、結果として使うことが多くなり、ショートカットなどの操作も手に馴染んでいるというのがISEを使う一番の理由のような気がします。
PowerShell ISEのキーボードショートカットはこちらに纏まっています。
キーボード ショートカット
特にCtrl+Jのスニペットの呼び出し、デバッグ関連のショートカット、F8の選択部分の実行なんかはよく使うショートカットです。
そんな使い慣れたPowerShell ISEですが、少しアドオンを加えるだけで使いやすさが大きく変わります。
PowerShell ISEのアドオン
PowerShell ISEのアドオンの一覧はメニューからもアクセス可能です。
実際のリンク先は以下のURLになります。ここにISEアドオンが一覧されています。
Windows PowerShell ISE Add-On Tools - TechNet Articles - United States (English) - TechNet Wiki
中でも私の使っているアドオンは以下の3つになります。
それぞれについて簡単に書いていきます。
ISE VariableExplorer
インストール方法
- 最新のモジュールをダウンロード(Link)
- ZIPを解凍したフォルダ「VariableExplorer」を環境変数PSModulePathで定義された任意のフォルダに移動
- ISEのプロファイル*1に「Import-Module VariableExplorer」と追記
(注)環境変数PSModulePathの取得方法
PS>$env:PSModulePath C:\Users\<UserName>\Documents\WindowsPowerShell\Modules;....
通常はC:\Users\ユーザ名\Documents\WindowsPowerShell\Modulesなどを使います。
Powershell ISE Project Explorer
インストール方法
- 最新のモジュールをダウンロード(Link)
- ダウンロードしたファイル内のInstall_to_UserModules.batを実行|
PSharp
インストール方法
- ZIPファイルをダウンロード(Download Link)
- ダウンロードしたファイル内のInstall.ps1を実行
- ISEのプロファイル*2に「Import-Module PSharp」と追記
参考
PowerShell ISEのプロファイルはPowerShell ISEから以下のコマンドを実行すると直接メモ帳で編集できます。
PS > notepad $profile
この記事で紹介している3つのアドオンを入れた場合、プロファイルには以下の3つのコマンドが記載されているはずです。
Import-Module PsISEProjectExplorer Import-Module VariableExplorer Import-Module PSharp
なお、今回書いているアドオンは無償ですが、お金に余裕があれば、ISESteroidsという有償の強力なアドオンがあります。13000円くらいします。お試し版で10日間使えるので試してみるのもよいと思います。確かに便利です。
ISESteroidsの特徴などは以下のページの記事にわかりやすく書かれています。
PowerShell ISE への アドオン ISESteroids を使ってみる - tech.guitarrapc.cóm
*1:通常「C:\Users\ユーザ名\Documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShellISE_profile.ps1」
*2:通常「C:\Users\ユーザ名\Documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShellISE_profile.ps1」