AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルに合格したので対策と勉強方を公開

AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(Certified AWS Solution Architect Professional)に合格してきました。勉強方法などの試験対策について書いていきたいと思います。
f:id:yomon8:20151020125707j:plain

勉強時間

アソシエイト取得してから1ヵ月経ってないのですが、頑張って勉強しました。前提知識もこちらのエントリの通り。
yomon.hatenablog.com


ダラダラとやると結局は受験しない、なんてことになりかねないので、自分にむち打って最初に受験日設定しました。32,400円も自分の財布から出せばやる気も出るだろうということで。


勉強時間は25~30時間程度です。ただ、正直なところ勉強不足でした。もっと勉強時間必要だと思います。



勉強方法

サンプル問題

まずは定石通りサンプル問題を解くところから始めました。
http://media.amazonwebservices.com/jp/certification/AWS_certified_solutions_architect_professional_examsample0701_08_final.pdf


実は、始めて解いて解答見てみたところ6問中5問合っていて、実は楽勝なのではないかと思いました。(後から考えれば理解できてないところもあり、当てずっぽうの部分もあったのですが…)


サンプル問題は解答があるだけでなく、皆で問題を共有できていることから解説まであるので、100%にする必要があります。

解説しているサイトは色々あったのですが、ここのディスカッションがわかりやすかったです。
https://www.reddit.com/r/aws/comments/2k2p0r/answers_to_certified_solutions_architect/

 
 

模擬試験受験

自腹の32,400円(最近消費税必要になった)を無駄にするのはかなり辛い。ということで今回は念には念を入れて模擬試験も受けました。4,320円でした。こちらも高いのですが、私の場合、この模擬試験受けて復習しなければ絶対に不合格でした。

40問で90分です。1問あたり2分です。実際の試験は170分で80問なので、この時間感覚を体感するという意味でも模擬試験は意味ありました。

この模擬試験を復習していくわけですが、模擬試験には解答がついていないので工夫が必要です。

模擬試験分析

ちなみに模擬試験の成績は52%でした。結果が表示されますがこれが重要です。
f:id:yomon8:20151020145525p:plain


模擬試験は解答も無いですし、自分がどこを間違えたのかもわかりません。

わかるのは分野と正答率だけです。ここからわかることを使って分析していきましょう。

まずは分野毎の内容と出題の割合を確認します。これは試験ガイドに載っています。

ここから模擬試験40問における予想出題数がわかります。


分野 試験に占める割合 模擬試験での予想出題数
High Availability and Business Continuity 15% 6
Costing 5% 2
Deployment Management 10% 4
Network Design 10% 4
Data Storage 15% 6
Security 20% 8
Scalability & Elasticity 15% 6
Cloud Migration & Hybrid Architecture 10% 4


次に先ほどの模擬試験結果と組み合わせてみます。
f:id:yomon8:20151020145525p:plain


これでだいぶ試験結果が整理できました。

分野 試験に占める割合 模擬試験予想出題数 模擬試験正答率 模擬試験予想正答数
High Availability and Business Continuity 15% 6 66% 4
Costing 5% 2 50% 1
Deployment Management 10% 4 0% 0
Network Design 10% 4 25% 1
Data Storage 15% 6 66% 4
Security 20% 8 50% 4
Scalability & Elasticity 15% 6 66% 4
Cloud Migration & Hybrid Architecture 10% 4 75% 3

 
 
後は地道に1問づつ調べていきます。その際には、試験ガイドに記載されている分野別の内容も意識していきます。上記の表と組み合わせることで模擬試験の結果を最大限に活かすことができるはずです。

調べ終わって、正答率も表と合った頃にはだいぶ試験の勉強も進んでいるのではないでしょうか。


本試験振り返り

80問170分は長いです。長文問題ばかりを3時間解き続けていると頭が回らなくなってきます。私はレッドブルで頑張ったのですが、それでも気付くと思考停止になっていたりするので要注意です。

またトイレも行きたくなる人多いのではと思います。試験場でトイレの場所は確認しておきましょう。時間配分にもトイレ時間考慮に入れておいてもよいかもしれません。

模擬試験は日本語ボロボロで、明らかにおかしいところもあったのですが、本試験の日本語文章は十分にキレイです。

試験問題は純粋なITの知識を問うものも多いので、AWSとしての知識はわからなくてもよくよく考えれば解けるものも多くあります。

問題の内容はKinesisやDirect Connectの出題が想定以上に多く感じました。私が個人的にこの部分の勉強浅かったので記憶に残っているだけかもしれませんが。


さいごに

ベンダー試験は高いですね。3万円を自腹切ると緊張感が違いました。そのせいで試験通ることが目的となった感はありますが、それでも何かの体系的な知識を得るのに試験は時間対効果が高い方法だと思っています。とりあえず、取れて良かった。

2019/09/17追記

更新試験受けずに失効していたのですが、さっき4年ぶりに受けて合格してきました。
SA Proの試験は、他のAWS試験より範囲が広く、受験者も多いためか、新し目のサービス情報も取り入れられていて、更新が入っている問題が多い気がしました。

そのせいか、日本語がひどい。EC2のところがECSになっていたりと、そもそもの誤訳すらちらほらありました、長文+英語の問題文を読む心構えは必要かもしれません。

長文読み疲れますが、範囲が広い試験だからか、読むポイント絞れば選択肢のうちのいくつかは全く見当違いのことを言っている場合が多いです。全く用途の違うサービスの話していたり。斜め読みすると体力節約できます。


f:id:yomon8:20190918104903p:plain