【System Center】完全無償でSCSMを試す 第2回目

前回の記事(【System Center】完全無償でSCSMを試す 第1回目)でADのインストールまで完了

 今回はついにSCSMのインストールに入ります。

インストール後のセルフサービスポータルの設定はこちらの記事をどうぞ。

System Center Service Manager Self-Service Poratal(SCSMセルフサービスポータル)設定のポイント

 

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【タスク】

  1. 前提条件を調べる(済)
  2. サーバーの立ち上げ(済)
  3. ADインストール(済)
  4. SCSMメディアダウンロード
  5. インストール作業(SCSM)
  6. インストール作業(Serlf Service Portal)

  

4.SCSMメディアダウンロード

 

まずはメディアのダウンロードです。

通常はこちらのサイトからダウンロードですが、SCの前製品がダウンロードされてしまいます。

http://technet.microsoft.com/en-us/evalcenter/hh505660.aspx?wt.mc_id=TEC_103_1_5

 

こちらのリンクだと今回必要なSCSMのみがダウンロードできます。

http://care.dlservice.microsoft.com/dl/download/B/F/5/BF5B6A61-D12C-41F3-B220-6A127E24C57F/SC2012_SP1_SCSM.exe

 

後はSharePointFoundationのインストール用として、以下の3ファイルをダウンロードしておいてください。

 

①Microsoft SharePoint Foundation 2010(日本語を選択してダウンロード)

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=5970

SharePoint Foundation 2010 Service Pack(日本語を選択してダウンロード)

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=26640

SharePoint Foundation 2010 Language Pack(Englishを選択してダウンロード)

http://www.microsoft.com/en-us/download/confirmation.aspx?id=4731

 

ちなみに、SQL Server 2012でストアドプロシージャが廃止になったものがあるらしく、Share Point FoundationのSP1が無いと後でエラーが出ます。

 

 

 5.インストール作業(SCSM)

ついにSCSMのインストールです。

と言ってもここまで下準備できていれば、後は難しくありません。

 

ダウンロードしたSMSMのインストーラー解凍した 中にあるSetup.exeファイルを実行します。

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 Service Manager management serverを選択し、Serive Manager管理サーバーのインストールを開始します。

今回は評価版を入れるので、「Install as an evaluation edition」を選択し、次へ。

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そのまま次へ。

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前提条件チェックが行われます。Sサイズの仮想マシンなので、CPUとメモリの警告はしょうがないので無視します。一つだけソフトウェアが足りないと赤くなっていますが、SCSMのインストーラー内にこのReportViewerのインストーラーも入っています。そのまま赤枠のところをクリックします。

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Report Viewerのインストーラーが開始するので、そのまま次へ。

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 そのまま次へ。

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これでReportViewerがインストールできました。

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前提条件のチェックから赤が消えました。

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Databaseを選択します。

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ManagementGroup名は今回は適当に入れました。

下のManagement Group AdministratorsはDomainAdminsがいいと思います。

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そのまま次へ。

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そのまま次へ。

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参加しないを選択し、次へ。

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Windowsアップデートの設定をして次へ。

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パラメータ入力が完了したので、インストールボタンを押します。

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インストールが正常に完了しました。

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全てのプログラムからSCSMのコンソールを開き、自ホスト名を入力して繋いでみます。 

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無事に繋がりました。

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言語設定変更すれば日本語表示も可能です。

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6.インストール作業(Serlf Service Portal)

ここまではSCSMのインストールをしてきました。

SCSMはITILで言うところのインシデント管理やサービス要求管理などの機能があります。

例えばエンドユーザがユーザのアカウントのロック解除をIT部門に依頼したりするときに使うのですが、その場合はSCSMのコンソールですと操作性に難があります。

そのため、エンドユーザに公開するポータル画面のShare Pointテンプレートが用意されています。このウェブポータルの導入に進んでいきます。

 

まずは基盤となる、SharePointFoundationのインストールです。

 

ダウンロードしたインストーラーを開くと以下の画面になるので、赤枠をクリックします。ここでSharePointの前提条件のIIS等のインストールをします。

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同意して次へ。

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後は待てばインストール終わります。

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インストール終わったら、今度はSharePoint本体のインストールです。

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同意して次へ。

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そのまま次へ。

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 チェックを外して閉じます。

チェックを外す理由ですが、チェックを入れると構成ウィザードが走ってしまうので、最初に必要なソフトを全部入れてから、構成ウィザードを流すためです。

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今度は英語の言語パックのインストールをします。インストーラーを実行すると以下の画面が出るので、同意して次へ。

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またチェックを外してCloseします。

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 今度はSharePointFoundation 2010のSP1のインストールです。

以下の画面で、同意して次へで終了です。

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 英語の言語パッkもSP1のインストールします。

以下の画面で、同意して次へで終了です。

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完了です。

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SharePointのインストールは完了したので、次は構成ウィザードを手動で開始します。

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そのまま次へ。

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警告が出ますが、YESで。

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新しいサーバーファームの作成を選択し、次へ。

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そのまま次へ。

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パスフレーズを設定して次へ。

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以下の通りの設定にして次へ。

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パラメータを確認して次へ。

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暫く待ちます。

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 ====注意====

SQL Server 2012を利用する場合は、SharePointFoundation2010のSP1を当てていない場合ここで以下のエラーが出ます。

「Could not find stored procedure 'sp_dboption'.」

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 ====

 

構成ウィザード完了です。

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 あともう少しです。

SCSMのインストーラーを実行します。

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今度は「Service Manager web portal」を選択します。

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両方チェックして次へ。

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そのまま次へ。

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そのまま次へ。

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システムリソースの警告は無視して次へ。

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ポートを適当なものに設定して、SSLはチェック外して次へ。

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ServiceManagerのDBを選択して次へ。

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そのまま次へ。

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ポートを適当なものに設定して、SSLはチェック外して次へ。

ここで設定したポートがPortalのポートとなります。

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そのまま次へ。

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そのまま次へ。

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Windowsアップデートの設定して次へ。

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インストールを開始します。

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====注意====

 こんなエラーが出ました。ログ等を調べたのですが、

よくわからないので、とりあえず再度インストールを実行したら通りました。

 

An error occurred while executing a custom action:ExecuteSqlStrings

This upgrade attempt has failed before permanent modifications were made. Upgrade has successfully rolled back to the original state of the system. Once the correction are made, you can retry upgrade for this role.

 

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 インストール完了です。

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http://<server_host_name>:<portal_port_number>/SMPortal

で接続するとポータルに接続できます。

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もちろん日本語表示も可能です。

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