C#をスクリプトのように実行できるScriptCSを使ってみた

ScriptCSはテキストファイルに書いたC#コードを、
Visual Studioを使うことなく、コマンドから実行できるツールです。

インストールや使い方はとても簡単ですので早速やってみます。



まずは、NuGetをベースとしたパッケージ管理ソフトのchocolateyをインストールします。
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行するとインストールできます。

 @powershell -NoProfile -ExecutionPolicy unrestricted -Command "iex ((new-object net.webclient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))" && SET PATH=%PATH%;%systemdrive%\chocolatey\bin


次はChocolateyを使ってScriptCSをインストールします。
Chocolateyインストール後に以下のコマンドを実行します。

cinst scriptcs


これでScriptCSのインストール完了です。




では、実際にScriptCSを使ってみましょう。
まずはHello Worldから。メモ帳に以下の通り書いて保存します。

Console.WriteLine("Hello World");

後はPowershellから以下の通りファイル名を引数としてscriptcsコマンドを呼び出します。

このように簡単にC#コードが呼び出せます。


もちろん、クラスなども使えます。
例えば以下のようなクラスと、それを使うコードを書いてみます。

MyClass cls = new MyClass(){LastName = "Yusuke",FirstName = "Otomo"};
Console.WriteLine(cls.LastName +" " + cls.FirstName);


class MyClass{
	public string LastName {get; set;}
	public string FirstName {get; set;}
}

実行してみると、

思った通りの結果になりました。


今はPowerShellがあるので使い道思い浮かばないですが、
ScriptCSもいつか使いどころがあるかもしれないです。