読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

System Centerで自動化する際に読んでおきたい書籍まとめ

System Center 読書

System Centerの自動化と言えば、System Center Orchestratorです。

関連する書籍を探すためにAmazonで検索すると、現時点で出てくるのは以下の3冊です。3冊とも購入して(一冊は無料)読んでみたので書いていきたいと思います。

  1. Microsoft System Center Designing Orchestrator Runbooks (Introducing)
  2. Microsoft System Center 2012 Orchestrator Cookbook
  3. System Center 2012 Orchestrator Unleashed


残念ながら全て英語です。しかし、技術書なので英語といってもそんなに難しくないので怖がらずにいけば絶対に読めると思います。Kindleで読めば、わからない単語は日本誤訳出せるのでオススメです。


Microsoft System Center Designing Orchestrator Runbooks(Introducing)


まず、この本は無料です。そしてMicrosoft Press出版なのでMicrosoftの公式(?)です。実際に以下のWEBサイトからもPDFやEPUB形式でダウンロードすることができます。

Free ebook: System Center: Designing Orchestrator Runbooks - Microsoft Press - Site Home - MSDN Blogs


Orchestratorに関わるコンポーネントの説明などは共通なので、ここでは書かないですが、この本の特徴としては、設計のベストプラクティスが多く記載されていることです。

冗長化構成のベストプラクティス、Moduler Runbook、Three rail designなどのRunbookデザインパターンなどです。他にもChapter5のrunbook Best Practices and Ptternsの章には様々な項目のベストプラクティスが記載されています。

こういったことは最初に決めないと後から修正するのはとても大変なので、始めにOrchestratorを使う時に一読しておくと役立つと思います。

Orchestratorは可視化もその目的の一部のため、見やすい整理されたRunbook構成は重要項目です。

また、役だったところとしてPowerShellのサンプルスクリプトを挙げておきたいと思います。

活動の種類に、「.NETスクリプトの実行」というのがあり、直接PowerShellを記述できてとても便利なのです。この活動内のPowerShellからリモートサーバでの処理実行する場合は通常PSSessionを利用します。PSSessionは便利なのですが、リモートサーバで処理をするのでエラーハンドリングは気をつけなければいけません。

この本にはPSSessionを利用したPowerShellのサンプルスクリプトが乗っています。エラーハンドリングに関してもしっかり考えられているので、このスクリプトを基に活動内で利用するPowerShellのテンプレートを組むと間違いないかと思います。

良いことばかり書いてきましたが、この本には技術的な部分はほとんど書いていません。設計段階では指針となる情報が多く必読の書籍だとは思いますが、ではこの本を読めばOrchestratorを使いこなせるかというとそれは難しいかもしれません。

Microsoft System Center 2012 Orchestrator Cookbook



次に読むのはこちらの書籍です。Cookbookの名前の通り、System Center Orhestratorのインストール方法から、実際のRunbookの作成方法の例が画像付きで豊富に載っています。

この書籍の趣旨はOrchestratorの使いこなしにあると思います。というのも実際に運用の自動化の場面でありそうなシナリオ例を題材にRunbookのお組み方がStep By Stepで載っているからです。そのまま書いてある通りに作れば動くRunbookが作れます。例えばADへのユーザの追加を行うRunbookの作成の方法などが載っています。

デフォルトの活動だけではなく、PowerShellを織り交ぜてどうやって有用なRunbookを作ればよいか。Orchestratorの活かし方が最もよくわかる本だと思います。

ただ、載っているRunbookはエラーハンドリングなどは実装されていないので、そのままでは運用には乗らないです。Runbookを作る時のアイデアをもらえる本と思えば上手く使えると思います。

System Center 2012 Orchestrator Unleashed

こちらの本の特徴は、一番技術的に深いということだと思います。

1つ目の本は設計や方針などが書いてあり、2つ目の本はCookbookという形式でRunbookを作ってみてアイデアをもらえる形式で書かれていると書きました。いずれも所謂製品の技術書とは少し違う視点で書かれています。
それに比較すると、本書は一番技術書らしい技術書と言えると思います。技術的に知りたいことがあった時の調べ物で一番使うのは本書となります。

上の2冊と比較すると正統派なので特徴を挙げづらいのですが、統合パック(Integration Pack)の説明にVMWareの統合パックや、HP iLOIBM Tivoliの統合パックの説明など3rd Party製品用の統合パックの説明があるのは特徴かと思いました。

後、Orchestratorの内部情報を取得するSQLクエリが豊富に載っているのも特徴です。


まとめ

何はともあれ、まずは無料の書籍から始めるのが良いかと思います。
Microsoft System Center Designing Orchestrator Runbooks (Introducing)


日本語なら以下の評価ガイドで実際に触ってみても、理解が早まります。
http://download.microsoft.com/download/0/7/B/07BE7A3C-07B9-4173-B251-6865ADA98E5D/SC2012R2_O_SM_EvalGuide_v1.0.docx
http://download.microsoft.com/download/0/7/B/07BE7A3C-07B9-4173-B251-6865ADA98E5D/SC2012Eval_1_SCO%20IP.pdf