このブログにはあまり書くこと無いですが、私が本業で主に扱っているのはSAP製品です。役割上多くのSAP製品を触る必要があります。ただでさえ纏まった情報が少ないSAP製品ですが、そんな時に役立つ情報源の一つがSAP PRESSです。
SAP PRESSの書籍は、他の多くの技術書と同じように書籍自体のサイズが大きいので、購入後に本棚やカバンのスペースを取ってしまうところが困りものでした。
しかし、電子書籍が広まってきたことに合わせて、2〜3年くらい前からSAP PRESSも電子書籍に対応してきています。
使い方
実際の画面を見てみます。ログオンして「My Account」から「Go to eBooks Library」に移動します。
今まで購入した書籍が一覧されています。書籍の右側の矢印をクリックすると並び順を変えることもできます。書籍の右側にRead OnlineとDownload E-Bookのボタンがあります。
Read Onlineはブラウザ上でSAP PRESSの書籍を読むことができる機能です。正直日本からでは遅くて使えないです。AWSなどを利用してヨーロッパに建てたサーバから見ると少しはスピード上がりましたが、何にしても実用的ではなかったです。電子書籍対応された当初はこの機能しかありませんでした。
今はDownload E-Bookボタンを押すことで、PDF、EPUB、MOBI形式で電子書籍をダウンロードすることができるものが増えてます。
古いものは電子書籍に対応してないものもあるので、購入するときに対応フォーマットを確認してください。
SAP PRESSの情報は使えるの?
個人的には使えるのと使えないのがあると思います。具体的に書きますと、SAP PRESSの書籍は大きく2つに分けられると思っています。製品のコンセプトを中心に書かれているものと、製品の使い方が書かれているものです。
SAP製品のコンセプトや業務での使い方といった部分は、SAP PRESS以外にも良い資料が沢山出回っています。無料かつインターネットで見れる情報もSAPPHIREとかTechEdなど多くあります。
SAPPHIRE NOW
http://events.sap.com/sapphirenow/en/live
SAP TechEd Online
http://events.sap.com/teched/en/home
コンセプトのような話はこのあたりの資料やプレゼンを見たほうがわかりやすいと思います。逆に細かい設定などは情報が少ないのでSAP PRESSはとても貴重な情報源の一つだと思います。
役立つ本かどうかの見分け方ですが、Kindleのように試し読みみたいな機能は無いので、レビューと目次を参考にするしかなさそうです。価格も$50-$100くらいで、だいたいOreillyの電子書籍の2倍くらいするので、安くは無いです。私も何度か失敗してます。
著者自身の使い方
私自身はガジェット好きなのもあって色々なデバイスで使い方を試してみてます。Kindle PaperWhiteで見ると疲れは少ないのですが、画像が良く見えないのと、技術書なので頻繁にページを移動したい時にページめくりが遅いのが難点です。EPUBで落としてiPad mini RetinaのiBookを使って見る方法は、スクロール表示が便利なのですが、英和辞典引くときにKindleと比較してワンステップ操作が多いのが難点です。
最終的にはMOBI形式でダウンロードしてiPad mini retinaのKindleアプリで見るパターンが多いです。同時に、PCにもPDFを置いておいて必要に応じて参照して使っています。