SQL Server 2012で機能拡張されたSysprepを利用する方法

こちらのブログにも書かれているように、SQL Server 2012 SP1 CU2からSQL ServerのSysprep可能な機能の範囲が大幅に広がりました。

SQL Server 2012 SP1 CU2 で機能拡張された SQL Server SysPrep を活用して VHD 構築プロセスを改善




手元にSQL Server 2012 SP1のインストールメディアしかない場合、
CUを適用したインストーラを使う必要があります。
今回はその対応手順を纏めました。

①更新ファイル格納フォルダを作成

SPやCUなどのSQL Server更新ファイルを格納するフォルダを作成します。
ここでは「C:\UpdateFolder」とします。
このフォルダにSPやCUをZIP.EXEだけ解凍してEXE形式で格納します。

× 472015_intl_x64_zip.exe(解凍前)
○ SQLServer2012-KB2917531-x64.exe(解凍後)


SQL Server Sysprepを開始

以下のコマンドでSysprepの処理を開始します。

<SQLServer_INSTALLMEDIA_ROOT>\SETUP.EXE /Action=PrapareImage /UpdateSource=C:\UpdateFolder

 

③更新を確認

うまく格納したCUやSPなどの更新ファイルが見つかると以下のような画面が表示されます。
意図した更新ファイルが表示されていればOKです。



後は通常通り、ウィザードを進めていけば機能拡張されたSysprepを利用できます。