私は仕事場でも家でも作業の大部分は、耳栓、イヤホン、ヘッドホンを装着しています。ただし、音楽には全く興味がありません。
イヤホンやヘッドホンで何を聴いているのかと言えば、基本は何も聴いていない「無音(ノイズキャンセリング)」、または波や風や雨の音みたいな自然の音を聴いています。
「何聴いてるんですか?」と同僚から聞かれることもありますが、「無音だったり風の音とか。。。」と答えたことが何度かあるのですが、そこから話が広がったことはないです。
ちなみに最近のヘビーローテーションは「竹林を渡る風 ~京都 嵯峨野にて~」です。Amazon Prime入っていれば無料で聞けます。波の音や虫の声よりも、音が一定な気がして作業に集中できます。普通の林でなく、竹林であることがサラサラした音に繋がるのかと思っています。
- アーティスト: 自然の音
- 出版社/メーカー: Recollect
- 発売日: 2013/03/27
- メディア: MP3 ダウンロード
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私は集中力がとても低いので、少しのことで気が散ってしまいます。これは高校3年生の受験勉強の時から気付いていた自分の性質なので、その後何年も静寂を追求してきています。
こちらは2年前の記事ですが、静かな環境を求めては色々買っては試してます。
当然、↑の記事の後も静寂に対する追求は続いています。相変わらず色々買い漁っては試しています。この記事では、2019年今現在辿り着いている状況を書きたいと思います。
イヤホンによる静寂の追求状況
2年前の状況
静寂に向けた場合のイヤホンのアプローチには、ノイズキャンセリングというソフト的なものと、高遮音性というハード的なものがあります。(と個人的価値観から思っています)
先程の2年前の記事の時点では、
ソフト面での静寂性の追求「ノイズキャンセリング」としてSONYの MDR-EX31BN
を、
ハード面での静寂性の追求「高遮音性」として SHURE SE215
を挙げて終わっていました。
ハード面の追求
SHUREトリプルフランジ イヤーパッド
自分でソフト的なものを改良はできないので、まずはハード部分である「高遮音性」を追求してきました。SHUREはデフォルトで付属しているイヤーピースも耳栓みたいな材質で遮音性が高いのですが、こんなイヤーピースも公式で販売されています。
トリプルフランジ
と呼ばれるものです。形の通り耳の奥まで詰まる形になり、3層の傘が遮音性を高めてくれます。イヤーピースのくせに高いです。今、Amazonで見たら1,800円でした。高い高いと思って悩んだのですが、ちゃっかりと買ってしまいました。
結果は遮音性が高いのは高いのですが、耳が痛いです。ネットで探すとトリプルフランジの傘を切って調整する方法もあり、それも試したのですが、私の場合は、耳の穴が小さいからか痛みは解消されず、長時間の作業に使うには向いていませんでした。
高性能耳栓MOLDEX CAMOとの融合
静寂の追求は一種のライフワークみたいなものなので、ここで諦めるわけにはいきません。
MOLDEX CAMOというのは、私のお気に入りの耳栓です。NRR33の高性能耳栓です。常に家には100個くらいストックしてあります。小分けになっていますし安いので使いやすいです。
耳栓自体が、自分の耳に合っている。遮音性は抜群。ということでこれをイヤホンにつけてます。
こちらのブログ参考に4mmのピンポンチでCAMOに穴空けてイヤーピースを作っています。
この方式は気に入っていて、SE215のBluetooth版にもつけています。
CAMOはとても安いので、気軽に交換できますし、外出先など普段使いのイヤーパッドとしては最高です。
読書のときには耳栓の効力を得ながら、静かな状態で読書ができ、動画を見たい時にはそのまま動画見れたりとても便利です。
ソフト面の追求
ここまで来るとソフト面のノイズキャンセリングも、もっと上を体験したくなりました。ということで「Bose QuietComfort 20」を購入しました。
高性能ノイズキャンセリングイヤホン Bose QuietComfort 20
音楽興味無いのに3万円はお財布的にとても痛かったですが、やはり値段するだけのノイズキャンセリング性能で、かなり静かに作業できます。
去年末にアメリカに出張に行った際の飛行機の中もBose QuietComfort 20のおかげで静かに寝ることができました。起きてからスイッチ切ってみたら飛行機の中の騒音ってこんなに凄いのかと感じたくらいに、機能高いです。
このイヤホンはノイズキャンセリング性能以外にも、イヤーピースのつけ心地の良さも有名です。
私が一番気に入っているのは物理スイッチをオンにした時のノイズキャンセリングへの切り替わりです。自分の中では集中状態への気持ちの切り替えにも近い感覚があります。 ※わかる人だけにわかる話では、毎回このスイッチをオンにする時に、アニメの禁書のアクセラレータの首元のスイッチを思い出します
これで移動中はコード無しの「MOLDEXのCamoPlug+SE215」、作業中は「Bose QuietComfort 20」と、なかなか満足のいく体制ができあがりました。
ノイズキャンセリングヘッドホン
WH-1000XM3との出会い
そんなイヤホンで満足していた折、家族と家電量販店に買い物に行くタイミングがありました。ふとヘッドホンコーナーに目がいきました。そこで、情報は知っていて、少し気になっていた「SONY ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM3」を見つけてしまいました。
少しだけ体験してみようと耳にかけてボタンを押したら、凄い静寂で驚いたのを覚えています。そしてイヤホンでは味わえないヘッドホンで耳全体を包んでいる状態の安心感。ヘッドホンでありがちな圧迫が全く無い、つけ心地の良さを感じました。
その後も家電量販店に行っては、体験コーナーで装着してみて購入を迷っていたのですが、先々月くらいのAmazonのタイムセール祭りでついに買ってしまいました。(家電量販店には申し訳ないですが、そこではエアコン買ったので許してください)
この広告動画にも大分やられてしまいました。SONY推しでも何でもないのですが、この動画内容は誇大広告では無いと思うので、機会があれば是非電気屋さんで試してみてください。
WH-1000XM3のノイズキャンセリング性能の凄さ
こればかりは本当に一度試してもらった方が良いと思うのですが、本当に凄い。作業している時に後ろに人がいるのがわからないくらいです。部屋で作業中に後ろから妻に肩叩かれてビックリすることが何度もあります。
リビングから呼ばれても全く聞こえずに返事しないので、最近では妻から呼ばれる時には、LINEで電話がかかってくるようになってしまいました。
LINE通話来たら耳のタッチパネルで応答してという操作感も気に入っています。そんな感じでノイズキャンセリング以外にも気に入っている部分があります。BlueToothヘッドホンって思ったより便利とか、タッチ操作がやりやすいとかあるのですが、この記事の言いたいことから外れるのでこのくらいにしておきます。とにかく凄い気に入っています。
イヤホンよりヘッドホンの方が集中しやすいという発見
今まで、周囲の音が聞こえない、静寂であることだけが自分自身の集中力上昇ポイントかと思っていたのですが、新たにヘッドホンで耳を包んでいることが集中ポイントであることがわかりました。
自分は一人で狭い部屋で作業するのがとても好きなので、そういうところにも繋がっているのだと思います。
この発見から、会社用にもヘッドホン欲しいと思いまして、 WH-1000XM3もう一つ購入・・とはいきませんでしたが、つけ心地重視してDENONのAH-D1100を購入しました。これで竹林の風の音聴いています。ヘッドホン落ち着きます。
2019年時点の静寂環境
WH-1000XM3とても良いのですが、自分はものを無くしやすいので、外に持ち歩く気はおきません。最近もKindle Oasis無くして、Bose QuietComfort 20のケースも無くしてしまいました。。。
ということで現在の使い分けです。
状況 | ガジェット |
---|---|
移動中 | SHURE SE215 + MOLDEX CAMO |
家作業 | WH-1000XM3 耳が疲れたらMOLDEX CAMO |
会社 | Bose QuietComfort 20 or DENON AH-D1100 耳が疲れたらMOLDEX CAMO |
大分満足できる環境ができてきました。静寂の追求はこれからも続けるので、また数年後機会があればアップデート分を書きたいと思います。