SQL Serverの動作確認のためにWSL2のDocker上でSQL Server起動して、SQL Server Management Studio (SSMS)で接続するところまでです。
前提
- WSL2とDockerが入っていること
- SSMSがインストールされていること(ここからダウンロード）
SQL Server起動
SAのパスワードを変数に設定しておきます。
$ PASSWORD=someYourP@ssw0rd
こちらのイメージを利用します。
https://hub.docker.com/_/microsoft-mssql-server
実行は簡単で、以下のコマンドを実行するだけです。
docker run --name mssql -d -p 1433:1433 \ -e "ACCEPT_EULA=Y" \ -e "SA_PASSWORD=${PASSWORD}" \ -e "MSSQL_PID=Standard" \ mcr.microsoft.com/mssql/server:2019-GA-ubuntu-16.04
-p 1433:1433 の部分はListenするポートを設定します。例えば、 -p 14331:1433 とすると14331ポートで接続できます。複数インスタンス使いたいときなど利用します。
MSSQL_PID はエディションの指定になります。
以下のように指定可能です。
MSSQL_PID is the Product ID (PID) or Edition that the container will run with. Acceptable values: Developer : This will run the container using the Developer Edition (this is the default if no MSSQL_PID environment variable is supplied) Express : This will run the container using the Express Edition Standard : This will run the container using the Standard Edition Enterprise : This will run the container using the Enterprise Edition EnterpriseCore : This will run the container using the Enterprise Edition Core : This will run the container with the edition that is associated with the PID
sqlcmdで接続
上記で起動したイメージ内にsqlcmdが入っているので、そちらで接続できます。
docker exec -it mssql /opt/mssql-tools/bin/sqlcmd \ -S localhost -U SA -P ${PASSWORD}
SSMSから接続
実はここで少し詰まったのですが、2020/03/10時点ではlocalhostでは接続できないようでした。WSL2ではLinux側も自身のTCPスタックを持っているので、WSL2で立ち上げているLinuxのIPに直接接続しにいくことで接続できました。
以下のようにWSL2のeth0のIP調べます。
$ ip a | grep eth0 | grep inet inet 172.23.110.151/20 brd 172.23.111.255 scope global eth0
tcp:172.23.110.151,1433 のように設定します。( tcp: は無くてもOK）
接続できました。
