先日開催された第4回クラウドコンピューティングEXPO春での出展動画です。
SAPのシステムコピーをSystem Center Orchestratorで自動化しました。
これがどういう意味を持つのかは以下のブログを見ていただければと思います。
【動画公開】System Center Orchestrator による SAP System Copy の自動化
(ブログには動画もあります)
SCOとSAPの連携機能としては、既に以下のような機能は実装済みでした
- ユーザ操作(登録、削除、変更、パスワードリセット・ロック・アンロック等)
- SAPインスタンスの起動・停止
- CCMS情報の取得(アラート情報をトリガとする処理などへの応用を想定)
- ABAPプログラム実行(SAPジョブ実行機能)
画面イメージは高添さんのブログにも書いていただいています。
http://blogs.technet.com/b/osamut/archive/2013/03/01/3555584.aspx
更に今回は、ここにSAPシステムコピーに必要な特殊機能を追加開発しての、今回のSAPシステムコピーの自動化の仕組みです。
SAPのシステムコピーはSAPというアプリケーションだけではなく、OS、データベースなどの処理が複雑に絡んできます。
System Center Orchestratorはオーケストレーターの名前の通り、各処理をモジュール化して、それをインプット、アウトプット、共通変数など様々な方法をスムーズに連携させることできます。
それぞれのRunbookは設計次第で再利用性が高いものが作れるので、一度しっかり設計すれば使い回しがききます。
そして何より、後から見た時に何をやっているのかがアイコンからすぐわかる見た目が良いです。今までスクリプトでコーディングしていたものが、コーディングの知識が無い人でも作れるようになると思います。Runbookのアイコンの流れを追えばまたコードを読むよりも、はるかに処理の内容がわかりやすいです。
今回はEC2をターゲットにしていますが、特にインフラの縛りは無いです。
いつかはSCSMの承認フロー通してSCACやSCDPMも活用しながらAzure上にSAPテスト環境をOn-Demandで展開・・とかしてみたいです。