Windows2012R2でVHDファイルをVHDXに変換してみる

検証用PCのホストOSをWindows2008R2からWindows2012R2にバージョンアップしたので、
それに合わせてVHDファイルをVHDXファイルに変換してみました。

VHDXのメリットは以下に記載あります。
Hyper-V 仮想ハード ディスク フォーマットに関するテクニカル プレビュー

デメリットというか注意点としては、
AzureではVHDXはサポートされていないので、
ハイブリッドで仮想Diskのやりとりをする場合などは気を付けてください。








今回変換対象とするのはこちらのVHDディスクです。
ディスクの名前の通り、SCOM2012R2の検証環境が入っています。
このVHDが入っているEドライブはSSDです。


変換処理はGUIのウィザードから簡単に実行することができます。
ウィザードの開始はHyper-Vマネージャーのトップ画面か、


ウィザードの中の操作の選択にて変換を選択します。

VHDXを選択して、

今回は容量可変に設定しました。

ウィザードを完了すると変換処理実行され、
VHDから新しいVHDXファイルが生成されます。

参考までに処理に関するシステムデータです。
この検証環境はSSDなので、その点は考慮して見てください。
23GB程度のVHDファイルの変換に5分間程度かかりました。
その間のシステムリソースを見るとディスクI/Oがかなりかかっているのがわかります。


今回はVHDファイルよりVHDXファイルの方が2.5%程度サイズ大きくなりました。


PowerShellのコマンドで変換処理を実行することも可能です。

Convert-VHD -Path <変換前ファイル名>.vhd -DestinationPath <変換後ファイル名>.vhdx