2020年の仕事で使った技術を振り返る

2020年の仕事を振り返ってみようと思います。

書いて見返してみると、本当に技術のことばかりですね。仕事と言うより、技術好きのただの趣味みたいな感じなのでしょうがないか。

はじめに

書く前に去年の振り返りを読んでみましたが、最後にこう書いてありますね。

また今年も最後にエキサイティングで面白い年だったと振り返ることができるようにやっていきたいです。

yomon.hatenablog.com

思い出してみるとたしか、これ書いた時は詰まりに詰まってた課題を解決して、ハイになってた気がします。

お陰様で1年前の自分の望み通り、チャレンジングな案件ばかりで一年過ごすことができました。こんなただの技術好きなだけのエンジニアに声かけてくださるお客様には感謝しかありません。ありがとうございます。

今年仕事で使った技術

今までも広めの技術を扱うことが多かったですが、今年は更に幅広く多様な技術を扱いました。

区分けが難しいですが、 分類してみるとこのくらいの割合です。Otherは開発言語含んでしまったので多めです。

  • AWS : 20%
  • Azure : 15%
  • GCP : 15%
  • Other : 50%

それぞれで利用したサービスを列挙しておきたいのですが、大量になったのでTop 5だけ。

AWS

今年も一番利用多かったはAWSでした。最もエコシステムが整っているので、詰まった時に情報が取得しやすい場合が多いなと感じます。

  • Lambda
  • EKS
  • Greengrass
  • Elasticsearch Service
  • Cognito とか

Azure

AKS(Azure Kubernetes Service) と Bot Serviceを主に使ってました。

ほとんどオープンソース化していて、詰まった時もソース見れば解決がほとんどになってますね。昔のMS製品で詰まった時のブラックボックステストで根本原因解決していく恐怖を知っていると感動的です。KubernetesではKEDA*1というコンポーネント使ったイベント駆動の処理を開発したのですが、このKEDAもMSが主導していたりで、昔のMSとは違うなと改めて感じました。

  • AKS
  • ServiceBus
  • BotService
  • LUIS
  • CosmosDB とか

GCP

Dataflowをガッツリ使っていました。コードから一気にデプロイできたり、マネージドの範囲が広かったり素敵な面もとても多いのですが、マネージド範囲広い分、ややこしいエラーが出たときは、解決に時間かかるなとも感じています。・・散々問い合わせて証明して結局実装漏れだったり。

そしてBigQuery凄い。(語れるレベルにないけど凄い)

  • BigQuery
  • Cloud Dataflow
  • Cloud Composer
  • Cloud Spanner
  • Cloud FireStore とか

Other

色々やったなという感じです。今年の開発の8割はPythonでした。(他はJavaとTypescript、Bashとか)

例えば前職ではPython書くこと無かったのですが、この1年はPythonばかり書いてた気がします。個人的には特にPythonを推しているとか好きとかでは無いのですが、カバー範囲の広さは感じる一年でした。

  • Python
  • Ansible/Terraform
  • Raspberry Pi
  • SORACOM
  • Modbus等の産業プロトコル とか

全てのプロジェクトにIaC( Infrastructure as Code )を適用した

去年の振り返りでは以下のように書いてます。実際は2019年は8割くらいがIaC適用してた気がします。

Infrastructure as Code をプロジェクトで使い始めた

今年は全てのプロジェクトでIaCを適用しました。

AWSなら Cloudformation + Ansilbe

AzureとGCPは Terraform + Ansible

環境が再現できるという良さもあるのですが、アプリケーションの開発と同じようにインフラを開発するようになるので、整合性が取りやすいという良さはとても感じます。

コンテナ、コンテナ、コンテナ

今までもずっとコンテナ使ってきましたが、こうやって振り返って考えてみるとどこでも全てコンテナが絡んでます。

AKSやEKSみたいなKubernetes as a Serviceは当然として、Lambdaもコンテナ対応、Ansibleもコンテナで動かしてたし、GreengrassもRaspberry Pi上でコンテナ動いているし、Dataflowも内部でコンテナ動いててトラブルシュートで使ったし、Composerだって後ろではKubernetes動いてるし、VSCodeもコンテナで環境整えるようになったし・・・云々。

Kubernetesも本格的に使っていた一年でした。開発側として使うには良いのですが、クラスタを設計する側になると途端に考えること沢山出ててきて、特にセキュリティ要件が高い環境での利用では情報がまだまだ少ない気がします。苦労はしましたが、Kubernetesを「完全に理解した」レベルにはなれたかな・・と思います。

IoTが楽しい

元来ただの技術好きである私は、ひたすらガチャガチャIoT周りのものを触るのが好きです。

モノを触るのが面白い

ITエンジニアはPCがあれば、そこでソフトウェア開発したり、仕事したり動かしたり遊んだりできます。リモートワーク環境も整ってきているので、PCと椅子と机があれば、それだけでお金稼いで毎日過ごせそうな気もします。

自分もそんな感じなのですが。でもIoTに関わる製品は今までPC内で動かしてたモノが現実の世界に影響を及ぼすのでとても楽しいです。電子工作みたいなものは無限に時間を潰せます。

年末年始時間がある人は、もしかしたら手を出してみても良いかもしれません。

工場IoTも面白い

部屋で籠もって黙々と黒い画面叩いているエンジニアからすると、工場っていうのは本当に異次元です。広大だし、機器とかが大きいし、一般人の知識では何やってるのかそもそもわからないみたいなのが沢山です。単純にワクワクすることが多い空間です。

上で書いた電子工作と違い、相手が大きな機器だったりして、結構緊張しながら操作したりするのですが、そこからデータ取ったり、操作できたりすると感動があり楽しいです。

知識欲を満たしてくれる

IT技術しか知らない身からすると、工場にある機器の紹介サイトや説明書すら読んでいて面白いです。動きを勉強してみたり、取得できるデータ読んでると、新鮮なことばかりです。専門家でないので雑学レベルだとは思うのですが、だからこそ単純に面白く感じるものが多いです。

クラウドまで繋がる。凄い

SORACOMみたいなSIMカードをRaspberry Piに差して、機器と繋げばクラウドと連携できるようになります。当たり前な気がするのですが、凄いですよね。

自分が社会人1年目2年目くらいのころ、障害対応のためPHSのPCカードを支給されたのですが、確か64kとかのスピードだったと思います。それでも、どこでもネットワークに繋がることが、とても嬉しかったことを思い出しました。(当時の24x365の障害対応はとても辛い記憶ですが・・)

特に後半はIoT系のお話をいくつもいただきました。忙しすぎて泣く泣くお断りさせていただいた件もありましたが、面白いお話ばかりでした。夢が広がる分野だなと感じてます。

健康には気をつけたい

楽しかったことに加えて、完全リモートワークの中で集中して椅子に座る時間が多かった分、身体がボロボロになってしまった部分もあります。

腰痛はこんな記事書いたら、社内外色々な人から見たと声かけてもらいました。同じ苦労している人多いんだなと、勝手に仲間意識が芽生えてしまいました。

yomon.hatenablog.com

あれだけ苦しんでた腰はすっかり良くなったのですが、今は四十肩に苦しんでいます・・(まだギリギリ30代なので正確には四十肩ではない!)

四十肩本当に大変ですよ。激痛です。しかも右肩なので窓開けたりするだけでも激痛走る時があり辛い。やっぱり姿勢悪いんだろうな。。。色々試してますが全然良くならない。もし良い対策見つけたら記事書きます。

最後に

去年の願い通り、「今年も楽しい仕事ばかりできた」と振り返ることができました。楽しいお仕事にお声がけいただいたお客様も、プロジェクトで一緒だった皆様も、本当にありがとうございました。

どうぞよいお年をお迎えくださいませ。