前回の構築編
【System Center】SCOM新機能Global Service Monitorを試す -構築編-
に引き続き利用編を書いていきます。
GSMの設定が終わった後で Operation Consoleを開き、「管理」>「Global Service Monitor」をクリックします。
そうすると「Global Service Monitor 概要」という画面がでます。
まず確認するのは、「Number of configured Web Application Availability tests」の数字です。設定直後は0になっているのですが、暫くすると設定されたテストの数が表示されます。
テストの数が表示されたら、「View test alerts」をクリックします。
テストの一覧が表示されますが、最初は以下の画面のように「監視しない」という状態になっていることがあります。これはテストの定義だけ読み込んだ状態で、実際のテストは行われていない状態です。実際のテストが行われるまで、10分以上かかる場合がありますので少し待ちましょう。
テストが行われると以下のように状態が変わります。
それぞれのノードをダブルクリックすると、このように細かいテストの結果情報を確認することができます。
また画面左側のダッシュボードを利用することもできます。
これらのダッシュボードなどのレポーティング画面ですが、「監視」>「アプリケーション監視」>「Webアプリケーションの可用性の監視」>「Webアプリケーションの状態」 からも同じ機能が使えます。
「概要 ダッシュボード」を開いてみるとGlobal Service Monitorの代表的な画面が見れるのですが、この時点でトランザクション応答時間やサンプリング時間が入っていないことがあります。これも数字が出るまで時間がかかる場合があります。ちなみに、私の場合は丸1日かかりました。
待っていれば出てくるはずなので、気長に待って下さい。
せっかくGlobal Service Monitorを動かしたので、一つ試してみたいと思います。
Global Service Monitorは世界中のMSのデータセンターのリソースを使っての監視機能なので一つ確かめたいことがあります。
Azureの環境使うと、最初はよく迷う、東アジアと東南アジアのどちらが日本に近いのというところです。
東アジアと東南アジアのデータセンターから日本のWebサイトを監視して、その結果を見ればわかるでしょうということです。
まずは日本のWebサイトということで、このブログを使います。
Geo IP Toolというサイトでこのブログの場所を検索したところやはり日本でした。
※はてなってEC2で動かしてるんですね。
Taipei(東アジアの代わり?香港無いので(^.^;)とSingapore(東南アジア)とKawaguchi(日本)から監視してみた結果がこれです。
ちょっと小さいですが、青のKawaguchiが一番早くて、Singaporeが一番遅いのがわかりました。やはり東南アジアより東アジアの方が近いのですね。