Raspberry Piのケースを複数購入してみたので負荷をかけCPU温度を計測してみました(公式ファン、UCTRONICS、いちご缶)

いくつかRaspbery Piのケースを購入してみたので、負荷をかけてCPU温度を計測、比較してみました。

最初に書いておきますが、特定環境でのCPUの温度の計測をしただけなので、これだけで何かの優劣をつけるようなものでは無いと思っています。なるほどーくらいで見ていただければと思います。

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前提情報

他に部屋の状態です。

項目 状態
室温 28度
湿度 49%

機器情報

Raspberry Pi 4に、以下のOSをクリーンインストールして使います。

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計測方法

温度を1秒毎に5分間出力するワンライナーを流して、

for i in $(seq 1 300);do cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp; sleep 1;done

以下で10並列の処理をかけます。

for i in $(seq 1 10);do yes > /dev/null & done

このような感じです。

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比較対象

① 素の状態

Raspbery Piに何もつけないで裸の状態で計測しました。

OSを起動しているだけの状態の温度が既に他のものより5度くらい高く、42度ほどです。

今回の計測では最大70度まで上がりました。

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② 公式ケース+標準ファン

公式のケースに去年末出たファンを付けたモノです。

pc.watch.impress.co.jp

スイッチサイエンスで、715円で購入できました。公式ケースが660円なので合わせて1300円くらいでしょうか。

www.switch-science.com

上蓋にカチッとハマります。SoCを冷やすヒートシンクも付属しているので装着しました。風量も調整できるみたいですが今回は特に調整せずにそのまま計測しています。

電源入れるとわかるのですが、ファンがとてもうるさいです。ノートPCよりもうるさく、部屋中に響き渡ってました。風量落とせば静かになるのかもしれませんが・・

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ヒートシンクとファンが効いているようで、素の状態より明らかに温度が低く出ています。

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③ UCTRONICS デュアルファン付アルミ合金アーマーケース

これは知人から教えてもらって購入したケースです。スイッチサイエンスで1,771円です。

www.switch-science.com

CPUとメモリとUSBコントローラにサーマルテープを貼ることで、ケース全体から熱を逃がす構造になっています。かつファンも2つ付いており万全の体制です。

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実際に今回の比較の中でも最もCPU温度を低く保つことができました。最大でも50度以下の状態にCPU温度を保っていました。ファンの音も静音なので、最初ファンが回っているのがどうかわからなかったくらいです。

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こちらのケースはファンを停止した状態でも計測してます。比較してみるとファンの効果がわかって面白いです。

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④ エム・コーポレーション いちご缶VESA4

産業用ケースということで気になっていたものです。Amazonで6600円で購入しました。

emu-corp.com

こちらはファンレス構造ですが、サーマルテープが4枚付いて、Wifiチップ、CPU、メモリー、LANチップ、USBコントローラ、電源回路とRaspberry Piの各熱源の排熱を行える構成になっています。

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だいたい、公式ケース+ファンと同じ結果になりました。他のケースより排熱対象としている熱源が多いですが、CPUの排熱もしっかりできてそうです。

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最後に

最後にそれぞれの計測結果を並べてみます。

どのケースも素の状態と比較して大きく温度を下げることができることがわかりました。UCTRONICS デュアルファン付アルミ合金アーマーケースの冷却性能が高く出ました。

最初にも書きましたが、環境や検証方法により結果は変わると思います。また、CPU冷却性能はケース選びの一要素でしかないとは思いますので、それぞれの用途で一番良いの選ぶのが良いのかなと思います。

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